2011年12月27日 (火)

5:月の花嫁(マグリットの貴婦人と木の花かぐや姫)

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お式直前のKaoriさん。いつかどこかで見かけたようなご表情です。

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Kaoriさんの、表現のテーマはミュシャでしたが、

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根底のテーマは、マグリットでらしたように思います。

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竹林の中でのお式は、竹取物語の月に帰るかぐや(赫映)姫を思わせるようで、

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秋桜を飾ったリハの夜での、さくや(咲耶)姫のようなKaoriさんを思い出したのでした。

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このマグリットの、明るい空と鳥と雲と卵の「春」という絵の
夜バージョンには、「帰還」という題名が付けられています。

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「風」という名前の、御茶ノ水のレストランのお庭で、
Kaoriさんのお式がはじまりました。

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2011年12月24日 (土)

4:月の女神アルテミス(星の花嫁)

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Kaoriさんの、お式当日のお色直し姿。

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Kaoriさんの願いは、ミュシャの「フラワー」のような、フラワーコーディネートでした。

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鉢植えの、白い秋桜を摘んで飾った、ヘアメイクリハーサルコーディネートを経て、

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ひとえ咲きのバラ、ピュアを中心に、色とりどりのトルコ桔梗を、
淡いグリーンを基調に、寒色系パステルトーンでまとめ上げて。

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「いと際立った女人(ひと)として輝く様(さま)は

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 日の沈んで薔薇色の 指もつ月が輝き出(い)で
 星の光を奪うにも似て 差し出(い)でる月こそ

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 からい海面(うなも)や一面に  花の咲き添う野原(のばら)の上に

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 輝く白銀(ぎん)の光を降り注ぎ 白露は玉なして地に滴(したた)り

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 薔薇やたおやかな芳香草(アントリュスカ)、
 花うるわしの蜜蓮華(メリロートス)が」 ほころんで。

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Kaoriさんのお式当日の花嫁姿を通して、「夢十夜」の
一夜目が、ギリシアの古代詩に通じていたことに気がつきました。

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2011年12月14日 (水)

0:皆既月食の夜空に見た光

この夏、最高の気温をマークした、翌日から雨が降り続け
今朝もしとしと秋のように、肌寒いくらいに涼しい、まだ8月末です。

9月初旬の、Kyokoさんのお式から、もうすぐ1年が経ちます。
HPでKyokoさんの、お式当日のお写真を、先日アップさせていただきました。

白ドレス:「La luz(ラ・ルス)」
http://www.siesta-dress.com/dress/us/us1.html

色ドレス「Silhouette(シルエット)」
http://www.siesta-dress.com/dress/us/us4.html


・・・・・・・と、夏と秋の間(はざま)に書きかけたまま、


途中になってしまっていた、プロセス「さかな」の続編です。
(http://siesta.tea-nifty.com/oneday/2011/05/post-8b98.html)

震災の影響で、お式が中止、延期になられた花嫁様が相次ぎ、
その対応に追われる中で、Kyokoさんのプロセスは止まってしまっていました。

代表の茂桐(もぎり)が書いていた「海の家での結婚式」も、同じく未完のまま。
(http://siesta.tea-nifty.com/oneday/2011/09/2-099a.html)
この茂桐のブログの花嫁様と同じ日に、Kyokoさんはお式を挙げられたのでした。

お式を誰よりも祝福し、参加してくれるはずだった、
お式を決められた時には元気で、共に生きていてくれた人が、
お式を前にして、突然に亡くなられてしまわれた、

同じ日にお式を挙げられたお2人に起こった、同じ運命に
私は、自分の父親の思いがけなかった死を重ね合わせながら、
希望(羽根)をもって共に乗り越えられるようにと、ブログを書き始めたのでした。


・・・・・・・・「ハッピーレクイエム」という言葉を、冒頭にかかげながら。


今春、震災でお父様とお祖母様が海に流され、
お式が出来なくなってしまったと、ご連絡をいただいた一人の花嫁様と、

まさに、そのお客様に、力を入れてドレスをおつくりしようとしていた、
東北出身の、震災を機に退社が決まってしまった、一人のスタッフのことを思いながら。

彼女たちがどうか、早く元気になれるように、
願いを込めながら、自分のために。書きたかったのでした。

ところがやはり、そうした心境にはなかなか至れないでいるうちに、
ショップだけでなく、外国に構えているアトリエにも洪水、水災が起こりました。

・・・・・・・・

Siesta始まって以来の最悪なことも起こり、始まって以来の絶望も感じましたが、

アトリエのスタッフ皆が無事だったこと、
Siestaに訪れて下さる花嫁様が、変わらず多くいらして下さること、
そして、現在いるスタッフ皆が、頑張ってくれていること。

明るく黄色く光る希望はもてなくても、ただ白く憂しく光っているような、
花嫁お一人お一人、スタッフ一人一人の存在そのものが
来春に、Siestaを導いてくれるような気がし始めている、今年最後の月、

10日の皆既月食の夜を経て、もう12月。師走も半ばを、迎えようとしています。

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2011年12月13日 (火)

2:お式の際に髪に飾るお花を探して

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Maoさんのドレスが決まって、コーディネートを考えてゆきました。
まずはお式時のスタイルから・・

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薄黄緑色が少しかかった、シルクサテンのシルクフラワーを飾って、
お選びいただいた、ロングフェースヴェールをかむられて。

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ヴェールにはスカートとお揃いのレース刺繡、胸元には高級素材刺繡レース使い・・
髪型に三つ編みこみがなされていることもあり、ヘッドのお花はもう少し可憐なものが似合われそうです。

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そこで束田が持ってきたのは、小さな百合の花のような「リコリス」。
束田がMaoさんのために選んだ、Maoさんから感じられた花でした。

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華やかだけれど優しくなるように、両サイドに下方に飾って。
山里に咲く百合の花のように・・

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2011年12月 4日 (日)

0:ラファエル(前触れ)

Miyukiさんの、初回ご試着で

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遠藤店長の、マリアヴェール合わせと、生地ドレーピング試着。

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Miyukiさんが着ていらした、コットンの素敵なブラウスに着想を得て、

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シルクジョーゼットを使った造形身頃のワンピースをおつくりしようと、

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ご希望もお伺いしてますます、私たちは思ったのでした。

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背中に、希望の羽根が生えているように、何か生地使いを・・

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店長の造形はでも、なんだかしっとりと、低きに流れるような・・

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今期のドレスづくりのテーマを考えていて、私たちが見つけた絵。

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空の光に向かって、水から生まれ出でることの出来た、

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飛び立てないとしても、ひとりでも咲いて居ることの出来るような、

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今期の花嫁たちの姿を思いながら、Miyukiさんのドレスづくりが始まりました。

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