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2007年8月

2007年8月30日 (木)

ハイウエストビスチェドレス(4)

ゴールドのレース、オーガンジーオーヴァースカート、滑らかなサテンシルク、

生地合わせと刺繍柄合わせに凝って、つくりと縫製に手間と時間をかけた、

「カサブランカロワイヤル」という名前の、ハイウエストビスチェワンピースをご紹介します。

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お仕事で色んな国に行かれるMaiさんは、モロッコが大好きで、

とくに、カサブランカとマラケッシュの街がお好きとのことでした。

カサブランカであれば白と金、マラケッシュであれば生成りと金、

生地の色合わせを一緒に悩んだ結果、テーマを前者に決めました。

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金色のレースとシャンパンゴールドのサテンシルクを使った、

個性的なデザインに、ウェディングとしてのフォーマル感をも取り入れるため、

最初ラフデザインでは、切り替え下のサテンラインが太めでしたが、

本仮縫いでの確認後、Maiさんのご希望でもっと細くし、背中を大きく開けることに。

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体への接地面積が減るほど、ビスチェは下がりやすくなります。

またお顔や頭と、全身とのバランスを考えてみても、ドレスデザイン的にも、

切り替えラインは細くされない方がよいのではと、当初は説得を試みました。

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けれど、ご持参のアクセサリーに象徴される、Maiさんの強い個性を理解するにつれ、

彼女のご意向に従って変更をし、ドレスをおつくりしようと思うに至りました。

岡山生まれで東京育ちのMaiさんは、古きにも新しきにも、文化への造詣が優れて深く、

世界観の広い彼女は、ウェディングの粋に収まり切らない、才能と資質をお持ちでした。

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私たちは寧ろデザインよりも、アトリエでの仕事に重点を置かせていただきました。

アクセサリーの文様に合わせ、スカートのBC(後中心)部分に、

アクセサリーを上下反対にしたような、レースモチーフデザイン刺繍をしました。

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ベルト部分やスカートFC(前中心)の直線的に分かれたラインに、

ネックレスとお揃いの、ブレスレットのラインをリンクさせて。

オーヴァースカートの分かれた部分から、サテンシルクにモチーフ刺繍された、

生成りレースが覗いて見えて、ネックレスのラインにつながるように。

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金レースは金糸で刺繍をし、切り替えベルトの中央部分には最終的に、

金糸入りレースと金の装飾を施しました。

身頃のオーガンジー下の、金レースモチーフを透かし見せる、難しい仕立てです。

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落ち着いた金色のメタリックリボンで縁取った、レース刺繍マリアヴェールを合わせて。

クラシックな会場に敷かれた、ボルドー色の絨毯に合う、ドレスコーディネート。

ヘアメイク、お花、会場での打ち合わせも順調に、迎えられたお式当日の写真は次回。

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2007年8月17日 (金)

ハイウエストビスチェドレス(3)

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金沢でのかっちりとした太目のサテンシルクベルトを、

柔らかく細いものにつくり変えて、パフ袖を合わせて。

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東京でのご披露宴では、ドレスを「ポップ」にお色直し。

パラダイスのReikoさんが、ヘアメイクをして下さいます。

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Marikoさんご希望通り、ヘッドドレスをかなりの上方に付け、

つくりこんだ髪をやはり、上方に持ち上げたスタイルに、

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パフ袖がピッタリとはこなかったため、

当日はお付けいただくのをやめることに。

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全て有るのは何も無いのと同様です。

全体のバランスのため、何を採り何を削るか。

Marikoさんの潔さには、教えられるところがありました。

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東京でも、お友達とお式をされることになり、

ダウンスタイルでマリアヴェールを付けられることに。

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シルヴァーゴールドメッシュリボンをヘッドに巻き込んで垂らし、

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同メッシュリボン、パールやガラスを使って、

お顔まわりのレースに刺繍を施した、マリアヴェールで。

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金沢と東京での二度のお式の合間の時間を使って、

身頃胸元にも、ヴェール刺繍と同素材で、刺繍を施しました。

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サテンシルクベルトの中央に、やはり同素材でおつくりした、

アクセサリーモチーフを飾って、コーディネートの完成です。

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シルクシフォンに透けるスカート上のレース刺繍が、

ヴェールのレース刺繍の流れとあいまって、

動きのある衣装を纏った、女神のような花嫁姿をつくりあげます。

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サテンシルクのシンプルなビスチェと、柔らかな生地重ねのスカート、

難しい組合せにトライし、フォーマルとポップの両方を実現しました。

ハイウエスト切替、とくにビスチェスタイルのドレスは、

豊かな表情と多彩なコーディネートを、楽しむことの出来るラインです。

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2007年8月11日 (土)

ハイウエストビスチェドレス(2)

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レース刺繍サテンシルクのビスチェと、

薄オーガンジーの下にレース刺繍シフォンを重ねたスカートの、

Marikoさんのハイウエストビスチェドレスは、

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金沢のホテルでのお式とご披露宴のために、

パールネックレスが似合う「フォーマル」をテーマにおつくりしました。

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ヘッドドレスのバラも、共布のサテンシルクで、可愛らしくもかっちりと。

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ドレスと同じレース刺繍のロングヴェールを、

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フェイスヴェールにして、清楚そしてノーブルにかむって。

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これまでにもSiestaの花嫁のヘアメイクを手がけて下さった、

ヘアメイクの新田美佐子さんが、金沢まで行かれることに。

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お式後は、ドレスと共布の薄オーガンジーとシフォン、レースを使って、

その花びらをつくった、アクセサリーヘッドドレスコサージュを飾り、

レース刺繍チュールトレーンを、ご披露宴で取り付けることに。

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ハイウエストでありながら、ビスチェが下がってしまわないのは、

スカートの下で、ウエストを締める力が機能しているからです。

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スカートをめくると、薄いシルクと柔らかいボーンでつくられた、

ビスチェの切り替え下半分が、ドレス全体を支えています。

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