« ハイウエストビスチェドレス(7)前編 | トップページ | ハイウエストビスチェドレス(8)前編 »

2007年10月17日 (水)

ハイウエストビスチェドレス(7)後編

それがご試着後、Chihiroさんご自身がSiestaのドレスに感じられたことを、

メールで書き送って下さった、その内容を拝見して、

初の「プレタポルテライン」のドレスをご提供させていただくことになりました。

Siestaのプレタポルテラインでは、まずはお二人が選ばれるご会場とその場所に、

お似合いになると考えたドレスを、ご提案させていただきます。

Img_8192_2

たとえばChihiroさんのこちらのご会場には、スレンダーのエンパイアライン、

そして、スカートの脹らみは写真のようなAラインくらいまでが、よく似合います。

Chihiroさんは基本的に白色の生地、ベルトやリボンにピンク色を選ばれましたが、

シャンパン~生成り系色のバージョンもあり、こうした建物にはより似合います。

ご会場の建物の建築性を理解され、その魅力に惹かれてお決めになられたという

Chihiroさんにならきっと、このドレスを着こなしていただけると思いました。

物づくりの中で最大のものは、建築物です。

それがどちらでも、まずはご会場に似合う衣装、コーディネートを考えてゆけば、

ビジュアル的には必ず、よい結果に導かれてゆきます。

自由学園明日館、ウェディングドレス 

彼女が最終的に選ばれたこのヴェールは、

ドレスとブーケ、ぶつかり合う両者の意図を消し去って調和をはかり、

1つのものに同時に存在するかけ離れた2つのものをつなげる、

建築でいえばちょうど、架け橋のような役割をしています。

自由学園明日館、ウェディングドレス

彼女はメールの中で、ドレスラインの美しさと生地の上質感について言及され、

「地と空の溶け込むような、境界線の無さ、優しく軽やかな空気感、現実感の無さ」

そんな評価をして下さいました。建築家である、彼女らしいお言葉でした。

自由学園明日館、ウェディングドレス

このブーケには、彼女のもたれている知性や構想力が感じ取られるようでもあり、

デザイン性の高さに焦点が置かれているという点で、

衣装よりもお花のほうが、建物と内装によく似合っていて、

その流れるようなラインは、会場とドレスを上手につなげてくれているかのようでした。

Img_75578

Chihiroさんのドレスは、一見して可愛らしい雰囲気のデザインですが、

菊のような花柄模様、つるが上方に伸び、東洋的な非対称柄を成して、

渋味を感じさせる程に格調高い、最高級の仏製金糸リヴァーレース刺繍を施すことで、

アトリエのつくり手たちの意思や異質なもの同志の融合を、エレガントに実現しました。

Nmks0301

プレタポルテラインのドレス、オーダーラインよりもSiestaの個性が強く打ち出される、

そのご衣装を、ご自身のものにして他者との関係をまとめ上げてゆくのは、

花嫁である女性のもてるエレガンス、花の香りのようなそれに、いつも拠ってゆきます。

Img_7295

|

« ハイウエストビスチェドレス(7)前編 | トップページ | ハイウエストビスチェドレス(8)前編 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハイウエストビスチェドレス(7)後編:

« ハイウエストビスチェドレス(7)前編 | トップページ | ハイウエストビスチェドレス(8)前編 »