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December 2005

2005.12.23

出会い

1年以上前のことだが、デザイナーとたまたま西荻窪の街を歩いていると、
植物まみれの一角があった。
一緒に歩いていたデザイナーの様子が、豹変した。
「この花の咲き方、というより、咲かせ方、、!!!! 
花びらの開かせ加減、茎に通してる真っ直ぐな力、、、、
(意味不明な言語がしばし続く)」

普段から何を言っているかよく分からない方だが、
その時は興奮のためいつにもまして何を言っているのか分からなかったのだが、
植物まみれの一角の光景に感動していることだけは理解できた。

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その一角はお花屋さんであった。
店名を「エル・スール」さんという。

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デザイナーは是非一緒に仕事をしてゆきたいと言い出した。
「せめて作例見たいところだけど」
と言っても、
「絶対に大丈夫。私を信じて」
と言い張る。

それでお客様にお勧めして、出来たのは
私の目には、「ありきたりの、普通の」ブーケであった。

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二人目

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三人目

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くらいでようやく私も気が付いた。
物凄く普通の、しかし、他では絶対に存在していないブーケなのである。

たとえばアズールの平松さんのブーケは、

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「知的」なブーケである。小さな空間に、収まるはずのない多くの要素をあっさり収めてしまう。圧縮された色世界を解凍してみれば、おそらく5倍くらいの大きさになるのであろう。

対してルグラン原田さんのブーケは、

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「自然」なブーケである。物凄い技術を駆使してはいるのだが、野っぱらに生えている花の群れをそのまま刈り取ってきたような印象を受ける。溢れる花の生命力がそのまま形になったようである。

それで、エルスールさんのブーケは、

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「静かな」ブーケだと思う。

材料の質はありえないほど良く、そのせいで内側から光がにじみ出てくる印象を受ける。
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一方フォルムはオーソドックスで、平松さんや原田さんのような、分かりやすい個性はないが、完璧に計算されている。だがその計算を感じさせることはない。ただ静かに佇んでいるだけである。

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このまま永遠に地球上に存在し続けるのではないか、と思わせるブーケである。

ブートニアですら、

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これほど絵になる。

ヘッドドレス用のパーツも、

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サラダのように新鮮で、ドレッシングをかければ食べられそうなのだが、それでいてどこか静かな印象である。

作者は、

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の向かって左端、渡辺邦子先生である。

雑誌の「花時間」にも大々的に載ったりするから、大家なのかもしれないが、私は花業界のヒエラルキーにたいして、知識も興味もないから分からない。実際お会いすると、ゆっくりのんびり話される普通の方であるが、時々名言を残すのである。

いわく、「人生は花を通して味わえる」

ちなみに花の鮮度であるが、あんまり凄いので娘さん(であり、時々BCとしてお手伝いお願いしている)の岡田さんにお聞きしたところ、「はい、うちは鮮度は良いです」と言い切ったあと、ハンドパワーによるものである、と教えてくれた。
「だれが、どういう気持ちで切るかで、切花のきれいさ、日持ちは全く変わってくる」のだそうです。そういえば挙式翌日エルスールさんに連絡を取ると、渡辺先生は大抵寝込まれている。ハンドパワーの出しすぎによるものと推察される。

エルスールさんは、シック、エレガント、といった感じのドレスをご用意するお客様に、お勧めすることが多いようである。新規お客様のご紹介者のお礼としても使わせて頂きたいと思っている。
最後に、ご興味ある方のために地図を掲載する。

http://siestaphoto.client.jp/eru/

の「西荻児童館前」近辺にあるが、多分西荻駅で電話して道順を聞いた方がよいかと思う。
ちなみに隣にある「さや」のラーメンは、結構上手い。

2005.12.22

仕立てなど色々

仕立ての特集をアップしたが、
これはスタッフたちの要望というのも、理由である。
暗黙の期待を背中にビシビシ感じるので、今回大々的に取り上げた。

例えば

http://siesta.tea-nifty.com/column/2005/02/index.html

で取り上げた、

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は、

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の方の肩紐である。

同じように、細い仕立てで、レース袖も処理してあるのだが

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通常の紹介方法、
「花嫁達の写真集」では、
写真一枚で通過してしまうようなことであり、
なかなか文章でご紹介は出来ていない。

こういうことを取り上げにくいのは、
消費者にとって気付きにくい点であるということと、
あくまでよい服を作る手段であって、目的ではないためである。

実際の内部の作業は、こんなことの連続なのである。
当社に限らず、服に携わる人々は皆こんなもので、
パターンのちょっとした修正やら、縫い代の幅やら、裏地の選択やら、
傍から見ればどうでもよいことで、頭をウンウン悩ますものである。
いやそれもあくまで手段ではあるのだけれど。

そしてこういうことは、
上手くなればなるほど、製品は、角が取れて、
むしろおとなしく、しっとりとしたものになる。
なんのヘンテツもない商品になるのである。
そのかわり、着てる人が良く見えるのだが、
黒子といえばこれほど黒子な仕事もないのである。

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2005.12.15

ヘアメイクSiesta

ヘアメイクSiestaの新規受付を、開始いたしました。

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Siestaのドレスでああろうとなかろうと、
そもそもドレスであろうとなかろうと、
ヘアメイクと小物コーディネイトをしてしまおうということである。

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HPは逐次アップしている。
まだ未完成だが、なにしろSiestaのHP自身、
(これほど頻繁に更新しているにもかかわらず)
11ヶ月遅れであるので、
なかなか手が回らない。
条件はSiestaでのヘアメイクと同等である。
なにかご質問あればメール下さい。

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主宰は理恵子さんで、
デザイナー咲野の妹さんである。

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ちなみに写真の花嫁は、
台湾出身のリンさんである。
チャイナドレスの着こなしは、流石に板についております。

2005.12.10

フィオレッ探訪

35を過ぎてからというもの、めっきり無意味な駄洒落が増えた。オヤジの宿命である。
そして私は抗いはしない、静かに運命を受け入れてゆく、
ちょうど夕日が沈むのを受け入れてゆくように。

この文章の題名も、「フィオレッタ、探訪」が正式名称なのである。

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といったシルクフラワーコサージュだが、
当店は全て、フィオレッタさん

http://www.parkcity.ne.jp/~m-tazaki/index.html

にお願いしている。
先日店舗の画像を撮りにいった。

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な感じの小さなお店でだが、

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非常に気配りが行き届いている。

店に入ると、

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花じゅう店だらけである。

アンティークもお好きで、

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置いてある。

こちらのコサージュ、何が優れているかというと、

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全ての花びらに、色のグラデーションがある。
だから、自然の花びらに近いのである。
以下、田崎先生語録。

「単色だと、プラスチックみたいでしょう」
「あとやっぱり化繊はどこまでいっても化繊。シルクには勝てない」
「図鑑は見ることもあるけれど、基本的には頭の中にある花を作っている。
標本製作じゃなくて、きれいな花を作るのが仕事だから」

最後の一言は、服屋の理屈にちょっと似ていて面白かった。
服も、正確な採寸は重要だが、
そのひとにぴったり合った服を作るだけではだめで、
誇張のしすぎはまずいにしても、
若干の美化は、どうしても必要なのである。

2005.12.04

溝部さん個展

案内が届いたので掲載します。

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向かって右端のアクセサリーを使うと、
こんな風になります。

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開店時間および定休日変更のお知らせ

スタッフ増員により、
店の開いている時間を長くすることができましたので、ご案内いたします。

定休日:月曜日・水曜日→水曜日のみ定休日に変更
開店時間:12:00~20:00→土日は10:00~21:00、平日は12:00~21:00に変更

いたしました。なお祝日は平日時間帯として営業いたします。

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これにより、ご来店予約は取りやすくなります。
今まで、スケジュールにおいてご迷惑をおかけしていましたこと、改めてお詫び申し上げます。

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