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2006年9月

4) 過去と未来と、そして

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Yumiko様のヘアメイクは、

木戸口恵子さんが担当しました。

挙式の髪形は、

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髪の流れを生かしながら、品良くまとめました。

通常のヴェールは、レース刺繍かパイピングか、どちらかしかありませんが、

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今回は、サテンでパイピング処理を施したレース刺繍ヴェールを使います。

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顔にかかる位置によって、見え方が全く違ってきます。

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慎重に検討した上で、

最善の表情を作りだす位置を見つけたら、

様々な角度から撮影、

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撮影画像は、スタッフ、ヘアメイク、フローリスト、カメラマンと共有します。

花嫁姿は一つ一つ、唯一の美しさを持っています。

「一般的な花嫁姿」「一般的な美しさ」というものは存在しません。

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最も重要な挙式スタイルが終了したら、

披露宴前半のスタイルを試みます。

通常をヴェールダウンだけで済ますことが多いのですが、

今回は、

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後頭部と背中にシルクフラをーをつけました。

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純白の世界から、少し緑の入った世界に移行します。

そしてお色直しは、

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緑の世界です。

屋久島の緑、お茶の緑でもありますがそれは、

命の再生の色であり、

これから始まる新しい人生を象徴しています。

髪は思い切ってダウンスタイル

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アクセサリーが体全体に、

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あましずくのようにしたたります。

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これが、Yumiko様からいただいた企画書に対する、

Siestaなりの回答でした。

 

Yumiko様に関する、

忘れがたい思い出が、一つあります。

 

リハーサルの撮影で一枚、

素晴らしい表情が取れました。

透き通った心で、過去と未来を見つめているような、

そんな横顔でした。

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「いい顔されてますね」

と私が言うと、Yumiko様は写真を見て、

「母が、こんな顔をしていました」

と言われました。

Mot

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3) 緑の生地、緑の石

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お色直しのドレスは、

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緑のドレスです。

溝部さんにアクセサリーをオーダーして、

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髪と

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手首と

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首元を飾りました。

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身頃は緑シルクの上を、

金糸入りのソルティスレースで覆い、

アクセサリーと調和させました。

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2) 刺繍の流れ、花の流れ

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挙式と披露宴前半用にご用意したのは、

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透明感のある、白のドレスです。

上身頃は、

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レースをあしらったイタリア製サテンシルク。

最高級の素材で、

品格を表現しました。

イタリア製シングルサテンシルクオーガンジーのオーヴァースカートをめくると、

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下からレース刺繍を全面にほどこした、

オーガンジーのスカートが覗きます。

一見そうはみえずとも、

実は最高に手のかかったつくりのスカートです。

披露宴前半には、

シルクフラワーの飾りを考えました。

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身頃にほんのり乗るレースとの調和を考えながら。

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1) 光と花と風と、やがて

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2005年の冬にご来店いただいたYumikoさまは、

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お茶がお趣味だそうですが、

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同時に屋久島旅行が好きなアウトドア派でもあり、

普段は、

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大手アパレルメーカー勤務ですので、

なんと、結婚式の「企画書」を作成されていました。

多彩な側面を持つYumiko様のドレスのご用意、

Siestaも楽しみながら、

いろんなことを学ばせていただきました。

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4) レースの花と、アズールさん

こちらの

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腰に付ける大きなレース&シルクフラワー、

このシルクフラワーを当日生花でやってしまおうと、

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アズールさんに訪問して、

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打ち合わせをしました。

奇怪な小動物が

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痙攣を繰り返しているのを、

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ほうっておいて、

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現物を手にしながら、

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詳細に打ち合わせてきました。

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そして当日、

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こんな風になりました。

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ちなみにNaoko様は、

過去の花嫁の、ご親戚です。

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過去の花嫁に、新しい花嫁をご紹介いただけることは、

私たちの最も名誉とするところです。

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ご満足いただけた、あかしですから。

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3) リボンと巻きバラで

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ヴェールに覆われた神秘的な姿。

ヴェールアップすると、

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胸元のデコルテが明らかになります。

Nami様の挙式用ウェディングドレスは、

胸元に特徴的な、

ダブルのサテンシルクオーガンジーをあしらい、

中心には溝部さんのアクセサリーを縫いとめました。

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後頭部には、

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サテンシルクオーガンジーの巻き薔薇、

付けてくださったのはヘアメイクの栢木真弓さんです。

背中にも、

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巻き薔薇が乗ります。

白と曲線の世界です。

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2) 生花と生地の

Naoko様の白ドレス

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ヴェール越しに、

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腰にお花が見えます。

ヴェールをはずすと、

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こんな感じです。

ハイウエスト、オーガンジーギャザーの白ドレスです。

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お色直しは、

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薄いピンクです。

頭にもお花をつけますが、

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腰にもやはり、お花をつけます。

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拡大すると、

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先ほどの、白ドレスの場合と、

微妙に違います。

レースの中の、花を入れ替えたのです。

フィッティングでは、シルクフラワーで入れ替えましたが、

当日はこれを生花でやろうという、

難易度の高い試みですので、

綿密な打ち合わせが必要になります。

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1) ピンクの花びらと、エルスールさん

今秋シーズン最初のSiestaの花嫁になられる

Nami様にご用意しているお色直しのドレスは、

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うっすらとしたピンクのサテンシルクオーガンジーを

サテンシルクにかぶせたベルラインで、

胸元に凝っておつくりしています。

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この、柔らかいオーガンジーを立てるデザイン、

裁縫死ぬほど難しい、

らしいですが、私は縫えないのでわかりません。

デザイナーが描く花びらのパターンラインは、

たとえ同じデザインでも、花嫁ごとに一着々々違います。

お花はエルスールさんにお願いする予定です。

昔は服飾の仕事をされてらした渡辺先生は、

珍しく、この花びらのドレスをいたく誉めて下さったそうです。

打ち合わせ風景を当社理恵子が撮影してきました。

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写真では白ドレスのブーケのイメージを、

生花を組み合わせながら一緒に考えられています。

エルスールさんでは、一見風変わりなインコを飼い始めたようです。

先生曰く、ずっと探してた青い鳥、だそうです。

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3) お宮参り

H18年の1月、新年を迎えてKeikoさん一家は、

生まれてきたお子さんの「Hiyoちゃん」を、

お宮参りに連れて行かれました。

場所は日本橋の「水天宮」。

安産・子授けの守り神を祭る神社です。

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お母様が抱えられて来た赤ちゃん、

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少しねむそうです。

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目を開けると、ぱっちりとした瞳が、

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Keikoさんによく似た、

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綺麗なお顔の赤ちゃんでした。

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シルクとレースに加え、

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当店のアイデンティティ、

くるみボタンも付いています。

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袖口から、可愛い手が覗いていました。

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当初は秋にと考えられていた

Keikoさんのお式日程は、H19年の4月に決まりました。

春の日に光輝いて咲き誇るドレスを、

Keikoさんとご主人、そしてHiyoちゃんのために、

これからおつくりしてまいります。

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2) おくるみドレス

ご用意したのはミニドレス、

普通に言えば、おくるみです。

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柔らかいシルクとシルクオーガンジー、

リヴァーレースを使った、とても贅沢な仕立て。

生まれた赤ちゃんの顔を見てから、

お式の時のドレスはゆっくりと考えてほしいと

言って下さった、Keikoさんの。

ひとまわりの四季を経て、現在なおデザイン途中の

花嫁衣裳、その、赤ちゃんドレスです。

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厳寒の最中のお宮参り用ドレスですので、

温かくなるように内側にシルクの裏地を貼り、

着物のようにシルク紐で結び留めるつくりです。

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こうした生地の重ねや構造デザインは、

絹糸の選択まで皆で、楽しく一緒に考えました。

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お帽子と首元に、お揃いのギャザーレースフリル、

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胸元の花びら、シルクを使ったループリボン紐。

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ちっちゃな袖口にもレース使いと、パイピングを施して。

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これほどゴージャスな「おくるみ」は、

現代ではもう、他に無いかと思います。

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