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2007年7月

4) 花ごろも(お式当日)

Chiharuさんの色ドレスへのご希望は、「可愛いらしいイメージで」とのことでした。

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「白と淡いピンク、ピンク色のリボン、素敵なレース」

Chiharuさんの色ドレスへの、3つのご希望条件、いずれをも幸せに満たす、

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千の春のそよ風が香り渡るような、Chiharuさんの夢がふんわりと膨らんだ、

白のレースとピンクのシルクオーガンジーのドレスを、仕上げさせていただきました。

「色ドレスは淡いピンクと白を組み合わせていただけないでしょうか?」

当初Chiharuさんが下さったお便りに、とても印象的な文面がありました。

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「私が高校・大学生の頃、最寄の駅まで自転車で通っていたのですが、

 その通学路にちょうどこの時期、木蓮と淡いピンク色の桜や桃が隣あって咲いていて、

 その風景が大好きで毎年この季節を楽しみにしていました。

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 シエスタさんの白と淡いピンクのドレスを見た時、昔大好きだったその風景を思い出し、

 ぜひシエスタさんのドレスを着てみたいと思ったのです。」

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かつて春の日にChiharuさんの心に芽生え、Siestaで咲き染められた花衣が、

秋の季節に花嫁となられることになった、現在の彼女にお似合いになるように、

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木戸口さんは、可愛らしさの中にもエレガンスの感じられる、

艶やかなピンクのメイクと、美しいフォルムのヘアを完成下さいました。

エレガンス、それは、

大人の女性の可愛らしさを表現する時に、なくてはならないものであり、

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いつか見た桜の花の咲く風景を、心のどこかでずっと覚えている、

エレガンスとはそんなことであるようです。

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3) ひとえ咲き(お式当日)

晴れの日の朝、

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エレガンスを身にまとった美しい花嫁、その姿に、

嬉しそうに微笑まれるご新郎、幸せなお二人の姿が在りました。

「清楚で上品なイメージで」、それがChiharuさんの白ドレスへのご希望でした。

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伊製サテンシルクとダブルサテンシルクオーガンジー、

シンプルなデザインながら、高貴な生地を使ってお仕立てした白ドレスは、

彼女が本来もたれる清々しい気品を、強調する衣装に仕上がってゆきました。

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お背が高くはなく、華奢でいらしたChiharuさんの、

ヘッドが軽く、全身がバランスよく見えるよう、

若干明るめにヘアカラーをしていただくことにして、当日を迎えられました。

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ヘアメイクの木戸口さんは、高貴で可憐なバラのケリーを、

胸元の一重オーガンジーの、花びらのようなラッフルラインに合わせ、

彼女のお顔に上品に沿わせながら、丁寧に飾ってくれました。

初回のご試着では、まだ緊張してらして、

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初めてかむるヴェールに、ドキドキされてらしたChiharuさん。

彼女の白ドレスの名前、「ひとえ咲き」は、

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アズールの平松さんがつくられた白ブーケの花たちの中で、

いちばん控えめで、いちばん印象に残った、

一重咲きのストックの花にちなんで名づけられました。

エレガントであること、

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それは花嫁がヴェールをかむる際に、かならず必要とされることであり、

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Siestaのドレスづくりの、唯一最大のテーマです。

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