2スタイル(白・色ドレス)

4) 花ごろも(お式当日)

Chiharuさんの色ドレスへのご希望は、「可愛いらしいイメージで」とのことでした。

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「白と淡いピンク、ピンク色のリボン、素敵なレース」

Chiharuさんの色ドレスへの、3つのご希望条件、いずれをも幸せに満たす、

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千の春のそよ風が香り渡るような、Chiharuさんの夢がふんわりと膨らんだ、

白のレースとピンクのシルクオーガンジーのドレスを、仕上げさせていただきました。

「色ドレスは淡いピンクと白を組み合わせていただけないでしょうか?」

当初Chiharuさんが下さったお便りに、とても印象的な文面がありました。

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「私が高校・大学生の頃、最寄の駅まで自転車で通っていたのですが、

 その通学路にちょうどこの時期、木蓮と淡いピンク色の桜や桃が隣あって咲いていて、

 その風景が大好きで毎年この季節を楽しみにしていました。

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 シエスタさんの白と淡いピンクのドレスを見た時、昔大好きだったその風景を思い出し、

 ぜひシエスタさんのドレスを着てみたいと思ったのです。」

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かつて春の日にChiharuさんの心に芽生え、Siestaで咲き染められた花衣が、

秋の季節に花嫁となられることになった、現在の彼女にお似合いになるように、

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木戸口さんは、可愛らしさの中にもエレガンスの感じられる、

艶やかなピンクのメイクと、美しいフォルムのヘアを完成下さいました。

エレガンス、それは、

大人の女性の可愛らしさを表現する時に、なくてはならないものであり、

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いつか見た桜の花の咲く風景を、心のどこかでずっと覚えている、

エレガンスとはそんなことであるようです。

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3) ひとえ咲き(お式当日)

晴れの日の朝、

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エレガンスを身にまとった美しい花嫁、その姿に、

嬉しそうに微笑まれるご新郎、幸せなお二人の姿が在りました。

「清楚で上品なイメージで」、それがChiharuさんの白ドレスへのご希望でした。

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伊製サテンシルクとダブルサテンシルクオーガンジー、

シンプルなデザインながら、高貴な生地を使ってお仕立てした白ドレスは、

彼女が本来もたれる清々しい気品を、強調する衣装に仕上がってゆきました。

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お背が高くはなく、華奢でいらしたChiharuさんの、

ヘッドが軽く、全身がバランスよく見えるよう、

若干明るめにヘアカラーをしていただくことにして、当日を迎えられました。

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ヘアメイクの木戸口さんは、高貴で可憐なバラのケリーを、

胸元の一重オーガンジーの、花びらのようなラッフルラインに合わせ、

彼女のお顔に上品に沿わせながら、丁寧に飾ってくれました。

初回のご試着では、まだ緊張してらして、

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初めてかむるヴェールに、ドキドキされてらしたChiharuさん。

彼女の白ドレスの名前、「ひとえ咲き」は、

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アズールの平松さんがつくられた白ブーケの花たちの中で、

いちばん控えめで、いちばん印象に残った、

一重咲きのストックの花にちなんで名づけられました。

エレガントであること、

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それは花嫁がヴェールをかむる際に、かならず必要とされることであり、

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Siestaのドレスづくりの、唯一最大のテーマです。

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2) 咲きはじめ(フィッティング・リハーサル)

Chiharu様、本仮縫の時のお写真です。

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オフショルダーの身頃に、ピンでシルク巻きバラを留めた上で、

髪につけるお花とのバランスを調整しています。

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身頃を直し、ヘッドドレスを直し、その繰り返しから、

すこしずつChiharu様本来のドレス姿が見えてきます。

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こちらはお色直しドレスです。

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一層大振りの巻きバラは、

見る人の目線を、基本的に下に向けます。

ただしそれは大まかな方向付けで、

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目線の細かいコントロールは、

今度はヘッドドレスの量と付け方、そして髪形の調整で行います。

髪形が確定した上で、最後に、

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衿に相当するレースを取り付けます。

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位置、角度、全てこれといった決まりはありません。

身頃、髪形、お顔立ち、全てを考慮しながら、

Chiharu様にとっての最善の位置を決定します。

そして迎えたヘアメイクリハーサル。

仕上がったドレスを身にまとい、

生き生きとされているChiharu様の姿がありました。

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肩を出したオフショルダーラインが、

お顔まわりのラインをすっきりとシャープに見せ、

同時に、シルク巻きバラとオーガンジーのラッフルラインが、

お顔をやさしく、優美に見せています。

全ての条件が少しずつ絞り込まれて、

全てのピントが綺麗に合った瞬間、

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エレガンスの誕生の瞬間です。

こちらは色ドレス、

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普段着のようにドレスを着こなして微笑まれるChiharu様に、

私たちも深い充足感を味わさせていただきました。

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髪形、ドレス、髪形、ドレスと、

ゆきつもどりつする中から、

本当にお似合いになるドレス姿を実現する過程をご紹介いたしました。

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1) 花のつぼみ(ご試着)

ドレスと着物の最大の違いは、

衣装それ自体よりも、それを着こなす人自身に、価値がおかれることです。

ですからドレスは、着る人に似合い、

着る人を美しく見せるものでなければ、意味がありません。

ではどのようにすれば似合う、似合わないということがわかるのでしょうか。

Siestaの考えでは、

髪形と、身頃のかたちと、お顔立ちの関係を、

総合的にとらえ、コーディネイトしてゆくことでわかります。

総合的なアプローチだけが、

一人一人の美しさを十分に引き出し、

エレガンスの高みに到達させてくれるのです。

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ここで例として挙げさせていただく、

Chiharu様の最初のご試着では、

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前髪が重すぎるために、

「どのようなかたちの身頃がお似合いになるか」が、

十分にはわからない状況でした。

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立ち姿になられるとまず、重いヘッド部分に目がいってしまいます。

そこでChiharuさんに、2回目のご試着にいらしていただく際には、

美容院で前髪を、少し軽くしていただきました。

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オフショルダーがよくお似合いになり、

そして胸元にもっと強いデコルテがあれば、

もっともっと美しさを引き出せる、そう確信をして私たちは、

ドレス製作に取り掛かりました。

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4) レースの花と、アズールさん

こちらの

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腰に付ける大きなレース&シルクフラワー、

このシルクフラワーを当日生花でやってしまおうと、

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アズールさんに訪問して、

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打ち合わせをしました。

奇怪な小動物が

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痙攣を繰り返しているのを、

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ほうっておいて、

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現物を手にしながら、

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詳細に打ち合わせてきました。

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そして当日、

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こんな風になりました。

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ちなみにNaoko様は、

過去の花嫁の、ご親戚です。

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過去の花嫁に、新しい花嫁をご紹介いただけることは、

私たちの最も名誉とするところです。

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ご満足いただけた、あかしですから。

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3) リボンと巻きバラで

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ヴェールに覆われた神秘的な姿。

ヴェールアップすると、

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胸元のデコルテが明らかになります。

Nami様の挙式用ウェディングドレスは、

胸元に特徴的な、

ダブルのサテンシルクオーガンジーをあしらい、

中心には溝部さんのアクセサリーを縫いとめました。

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後頭部には、

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サテンシルクオーガンジーの巻き薔薇、

付けてくださったのはヘアメイクの栢木真弓さんです。

背中にも、

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巻き薔薇が乗ります。

白と曲線の世界です。

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2) 生花と生地の

Naoko様の白ドレス

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ヴェール越しに、

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腰にお花が見えます。

ヴェールをはずすと、

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こんな感じです。

ハイウエスト、オーガンジーギャザーの白ドレスです。

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お色直しは、

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薄いピンクです。

頭にもお花をつけますが、

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腰にもやはり、お花をつけます。

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拡大すると、

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先ほどの、白ドレスの場合と、

微妙に違います。

レースの中の、花を入れ替えたのです。

フィッティングでは、シルクフラワーで入れ替えましたが、

当日はこれを生花でやろうという、

難易度の高い試みですので、

綿密な打ち合わせが必要になります。

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1) ピンクの花びらと、エルスールさん

今秋シーズン最初のSiestaの花嫁になられる

Nami様にご用意しているお色直しのドレスは、

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うっすらとしたピンクのサテンシルクオーガンジーを

サテンシルクにかぶせたベルラインで、

胸元に凝っておつくりしています。

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この、柔らかいオーガンジーを立てるデザイン、

裁縫死ぬほど難しい、

らしいですが、私は縫えないのでわかりません。

デザイナーが描く花びらのパターンラインは、

たとえ同じデザインでも、花嫁ごとに一着々々違います。

お花はエルスールさんにお願いする予定です。

昔は服飾の仕事をされてらした渡辺先生は、

珍しく、この花びらのドレスをいたく誉めて下さったそうです。

打ち合わせ風景を当社理恵子が撮影してきました。

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写真では白ドレスのブーケのイメージを、

生花を組み合わせながら一緒に考えられています。

エルスールさんでは、一見風変わりなインコを飼い始めたようです。

先生曰く、ずっと探してた青い鳥、だそうです。

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