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2004年5月

汗の記憶

今日(というか日付は昨日になってりまったが)、やっとホームページをリニューアルできた。数日間、パソコンにかじりついてようやく出来た。新規更新分以外全てを作っておき、最後にminakoさんの写真を掲載し、アップロードした。
昨年の9月23日も、今日と同じように、晴れすぎるほど晴れた、暑い日だった。「ドレス製作過程」を作成するために、彼女の写真は、通常のお客様の5倍くらい撮影してきた。だからお式当日は上垣さんにおまかせして、もう全く撮らないつもりだったのだが、人がカメラを構えているのをみると、なんだかむずむずしてきて、結局上垣さんのデジカメをお借りして、何枚か下手な写真を撮った。
披露宴が終わり、二次会の準備のためにホテルに行き、木戸口さんがお色直しをしているのを横から撮影しながら、「Kさんの写真は物凄くたくさん撮ってきましたけど、これが最後ですね」というと、Kさんは、「茂桐さん、やっと私の撮影から開放されますね」と言って、ニヤリと笑った。

minako.jpg

いやそういうつもりではなく、私は実は少年じみた感慨に浸っていたのだけれど、その時の空気の匂い、気温の暑さ、シャツの汗ばんだ感触まで、ホームページを作り、写真を整理しながら、まるで昨日の事のように、つい今しがたの事のように、まざまざと思いおこされ、めまいに似た感覚を覚えた。
結婚式がシエスタの最中に見る白昼夢ではなく、実は日常生活こそが白昼夢であり、結婚式のような「ハレ」の時間のほうこそ根源的なリアルであるかのように、その日の記憶は強く、濃く、色あせない。
別の花嫁のことだが、お式の翌日に、事務所近辺で偶然お会いしたことが合った。普段着の彼女を見た瞬間、ドレス姿の昨日の彼女の喜怒哀楽の表情が、走馬灯のように眼前を駆け巡った。結婚式の時間は普通の時間と全く違うと、そのとき初めて認識できた。例えて言えば、幼いころのお正月のような時間である。江戸時代の人物ならば、大人になってもそんなお正月を体験できたであろうが、元旦からコンビニが営業している現代では、もうそんな体験を出来るのは、幼児と、結婚式に参加した人間だけだ。

その時間は、抽象的な表現しかできなくてもどかしいのだが、「永遠の現在」というか、「一日限りの永遠」というか、日常生活では時間は刻々と経過してゆくのだが、その特定瞬間のみはそれらとは別に存在していて、周りの時間の運行との相互作用を持っていない、そんな感じだ。
物を上に放り投げてると、それは徐々にスピードを減じてゆき、やがて死点に達する。瞬間、運動が止まるのだ。そうして物体は今度は落下を開始するが、その静止した瞬間があまりにも短いとしても、理念上はその瞬間は存在するし、その瞬間の近似値を体験することもできる。それが「ハレ」の時間である。
ホテルの一室で汗みどろになりながら、その日その瞬間、Kさんの撮影という作業は終わり、写真の編集という作業が始まったのだが、圧倒的に長いはずの前後の作業の記憶は薄く、ただ死点の記憶のみ濃い。

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披露宴会場の風景

29.jpg

これは別に、海外の披露宴ではありません。
日本国内の写真です。
場所は福島県、ブリティンシュヒルズという会場です。

http://www.british-hills.co.jp/


47.jpg

ウェディングドレスとアクセサリーのみ当社、ほかは他社です。
お式後お写真をおみせいただいて、びっくりしました。
こんな写真、東京では不可能なのです。
大きな階段は東京にも存在しますが、、、

113_1371.JPG

くどいようですが、海外の風景ではありません。
地方もたいしたものです。敷地面積で勝負していますね。

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