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ラストサムライ

「ラストサムライ」のDVDを借りてきて見た。
面白かった。いろんな意味で。

モデルは西郷隆盛かと思われる。
明治帝は西郷が好きだったから、西南戦争で賊軍の汚名を着せられたのを残念に思っていたそうである。
だから、(反政府活動の首謀者にもかかわらず)、上野駅には西郷の銅像がある。
明治天皇の意思によるものである。

ある日本在住の外国人が、「この映画を見れば日本人がわかる」と言ったそうである。
そのことを思いながら見ていると、なるほど日本人の特徴が良く出ているかもしれない、という気がしてくる。
あまりにも当たり前すぎて、そのことは普段忘れているのだけれど。

全身蜂の巣になった渡辺謙が、血まみれになりながら、散りゆく美しい桜を見て、
「パーフェクト」と言う。
日本人にとっては「定番」なのだが、結構奇妙である。

IMG_3700.jpg


桜が美しい、生死の境においても桜の美しさに価値がある、というのは、普通男性の価値観ではない。誤解を恐れずに言えば、極めて女々しい、女性的な価値観である。少々鎧兜を身に着け、刀を振り回しながら、花の美を称揚する、これは結構変態的といえるかもしれない、倒錯の世界である。
ところが変なことに、日本人男性の多くは、それを変なこととは思っていないし、私自身も思っていない。かっこいい、男らしいことだと思い込んでいるのである。

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コメント

ラストサムライ。映画館でみました。私は最後、大将?の言うことを聞かずに、帽子を取って土下座する人のところで、この映画ってここを撮るために延々撮ってきたに違いないと思いました。
敵味方ではない。人間として生きるとはどういうことか・・・。そんなことも考えさせる映画なのかもしれません。
でもすっきりし過ぎな感じがするのは、私がひねくれているからでしょうか・・・。

投稿: U | 2004年6月 7日 (月) 17時21分

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