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2004年9月

王の効用

この業界に、つまりウェディングドレス業界で、
現在それなりに力があるのは、
例えばヨーロッパではイタリアとスペインです。

ドイツは元々マシン系の民族だから仕方がないとして、
フランスの凋落は驚くべきものがあります。
あれほどの文化大国だった国が、どうしてこうなったのか、
色々考えました。

結論としては、「王の不在」に尽きると思われます。
王とはすなわち、権力者、富の集積の中心です。
文化は王の周辺から発生し、国内に行き渡ります。

フランスにはかつて、強大な王が存在しました。
強大すぎて浪費をしすぎて、結局革命で滅んでしまったのですが、
それ以降、百年くらいにわたるフランスの文化的優位性は、
間違いなく王家の蓄積を元本として振り出されたものだったと思われます。
そしてどうやら、彼らは先代の貯金を使い果たしつつある、
私にはそう見えます。

ですので現在それなりに運営できている国々には、
それなりの根拠があるのです。
スペインには王室が居ます。
かつてのような権力はなくとも、
その文化的権威が、特にフォーマルな服飾の発達には、
おそらく極めて重要なのです。

「でもイタリアには? イタリアには王様は居ないのでは?」

居るではないですか、
文化の集積を極めた王の中の王、
かつてカノッサにも屈辱を与えた、
一千数百年の歴史を誇る王が。
バチカンの中に。


http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/7106/museo_va1.html

http://www.ibiblio.org/expo/vatican.exhibit/exhibit/Main_Hall.html

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職業

IMG_3872.jpg

最近アップしYuka様は、パン屋さんで働いていました。
ですからウェルカムボードはご自分で焼いたパンで作られています。
こういうのは色々考えれば楽しそうですね。

IMG_3873.jpg

もっともお寿司屋さんで働かれている方は、あまり色々考えすぎない方がよろしいかと思われます。
特に夏場は。

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維新元勲性格診断

私は崇高とも言えるほど、字が下手である。
「汚くて読めない」と、文句をしょっちゅう言われている。
たまに腹を立てて言い返す。
「書いた本人でさえ読めないのだ、あなたごときに読めるはずがない、身の程を知れ」と。

対してSiestaデザイナーは字が上手いらしい。
幼少の頃は習字の先生に大いに将来を嘱望されたそうだが、
あっさり止めてしまったらしい。
普段は十分汚い字を書いて、
「気合さえ入れば上手に書ける。が、今は忙しいので気合が入らない」
としょっちゅう言い訳をしている。

そんなわけで書道家としては大成しなかったようだが、
「字を見て人柄を判断する」という、
怪しげな特技はあるようである。


昔、野村克也氏の書を拝見させていただいたことがあったらしく、
「物凄く上手な字。
こう書けば必ずみんなから評価される、そんな字を、
意図的に完璧に書かれていた」
と論評していた。
誉めているのか貶しているのかは不明です。


あと、建物の中に掲げてある字を見て突然、
「いい字ねえ、本当に自由に書いている。誰の字だろう」
と言い出したことが有った。
私が近寄って確認してみると、坂本竜馬の書であった。


野球も歴史もわからないくせに、これほど判断できるとは。
「・・これは使える」
歴史オタの血が騒いだ。

ネットで明治維新関連の書を探し出して、
プリントして、大先生のご判断を仰いだ。
以下それが誰のものかは教えずに、
ただ書を見せて、どんな性格の人と感じるかを聞いたものである。

「本当は1つのことをするべき人なのだけれども、
優れているから、ついつい2つのことをしてしまう人」
(・・山岡鉄舟)


「とにかく運の強い人。器以前に、運が強い。
神様がスポットライトを当てている感じ。
自分がそういった、選ばれた人だということを、
本人も十分自覚している」
(・・伊藤博文)


「根気のいい人。
偏執狂的ではないが、あきらめずに粘り強く物事に取り組める人」
(・・山県有朋)


「女性的な人。外に居るより、家の中にいる人」
(・・木戸孝允)


「職人的。それも焼き物のような小さなものではなく、
もっと大きなものを職人的に作り上げてゆく人。
後に物を残す人」
(・・大久保利通)


「色々選択肢はあるのに、
1つのことに突き進んで、それと運命を共にしてしまう人。
悲しい人」
(・・西郷隆盛)


「物凄くきれいな字。この人が一番きれい。
種のような人。本人は花を咲かせないけれど、
この人に続く人が花を咲かせる、そんな人。
オスカルに一番近い」
(・・板垣退助)

最後の一文は私には理解不能でした。

以上女性にとってはなにやらわけのわかんない話でしょうが、
(デザイナーも、彼らの歴史的事跡は全く知らないようです)
なかなか面白い見識だと思い、コラムに掲載した次第です。

画像はその板垣の書。
http://cork.wul.waseda.ac.jp/kosho/i14/i14_b0103_4/i14_b0103_4.jpg
より。


i14_b0103_4.jpg

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