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3、ポワレ~コスプレ帝国主義者

彼の本質、存在意義は、
1枚の写真を見ればだいたい分かります。

http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Poiretdress.jpg

典型的にオリエンタリズムな服装ですが、
ポワレはこんなことを、
世界中の衣装でやっていました。
着物風ドレスあり、
中国風ドレスあり、
こういうことはつまり、
「着て楽しむ文化人類学」とでも言うべきもので、
その根底にあるのは、
帝国主義です。

近代ヨーロッパは、
全世界をその支配下におきました。
支配者サイドに立った人間は、不思議なもので、
やみくもな収集癖がつくのです。
全部の資料を集めたい、
地球上の人々の全ての情報がほしい。

今日そういうことをしているのが、
Googleという会社でして、
地球上の全ての場所の地図と衛星写真が見れる、
全てのウェブサイトが検索できる、
そういうことをやっていまして、
それでGoogle内部では、
「自分たちは地球政府を作るための仕事をしている」
と、そういう意識でやっているそうでして、
これなんかネット帝国主義とでも言うべき、
気宇壮大な志ですが、
ポール・ポワレと、
彼を支持した当時のパリの人々は、
今日のGoogle社員のような気持ちで、
世界中のコスチュームを、
自分たちのものにしようとしていたのです。

Img_3452

というわけでポワレの説明は終わりで、
googleのおかげでわりと簡単に済んだのですが、
次のシャネルは少々やっかいです。

世の中というものは、
政治と経済で出来ていまして、
近代社会の政治をファッションで体現したのがポワレならば、
経済を体現したのがシャネルなのですが、                           その経済の話に少々基礎知識が必要なのです。

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