« ドレス思想家 | トップページ | 写真の品格 »

色々

サイトマップ

http://www.siesta-dress.com/sitemap.html

にドレスの分類を加えました。

まだ製作途中ですが、やたら時間がかかりそうなので、

とりあえずのかたちでアップしておきます。

Nagisa様のドレス、

http://www.siesta-dress.com/brides/ng/preta4.html

色々反響いただいております。有難うございます。

Nagisa様はAyako様

http://www.siesta-dress.com/brides/tu/4style8.html

からご紹介いただいたお客様なのですが、

Ayako様のドレスがもう二度と作りたくないくらい複雑な構造のものであるのと反対に、

Nagisa様のドレスは究極シンプルデザインになったのは不思議です。

話変わって、最近みつけた文章ご紹介します。

田中優子という日本史の学者さんいらっしゃいますが、

その方の「きもの草子」

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%82%82%E3%81%AE%E8%8D%89%E5%AD%90-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%84%AA%E5%AD%90/dp/4473032477

このまさに表紙の写真、蝶の舞っている着物の話です。

「・・・ところで、この着物はまさに、老いた蝶の着物である。
地色になっている鮮やかに輝く山吹色は、
私が二十代のころそのまま着ていた色だ。
うねる波の地紋が入っている。
近づくと波に輝き、遠ざかると無地に際立つ。
裏も同色を遣い、色無地ではあるが派手な着物であった。
よく友人達の結婚式に、これを着て出席した。
いわば「一張羅」である。

しかしある日気がついたら、この着物は自分の身体から浮き上がっていた。
まったく身につかない。
私が老いたからであった。
三十代のころの話である。

母はさらに老いた蝶として、これを地味にする方法を伝授してくれた。
つまり濃い色を使って文様を染め、
それでも着れなくなったら、最後は全体を染める、
という方法である。
なるほど着物というものはそのようにして生まれ変わり、
作り変えられ、何十年も生き延びるものである。

(中略)

この着物にもその最初の変身のときがやってきた。
そして焦げ茶色の大きな蝶が舞うこととなった。
三十代から四十代なかばの私は、
この着物に蝶と同じ色の無地の帯をしめ、
祖母から代々伝わった翡翠の帯留めをつけて着た。

見事に違う着物に生まれ変わったが、
今の五十代の私は、もうこれすらも着ることはできない。

着物の変身をさらにすすめるとすれば、
次には、蝶をこのままにして着物全体を海老茶色に染め、
濃茶色の蝶が闇を舞うようにすることだろう。

さらにその次には、全体をこの蝶と同じ色に染め上げるとしよう。

こうして、蝶は闇の中に融けて消えゆく。
次には私が、闇の中に融けて消えゆく」

これを読んではじめて、女性の服にたいするこだわりが、

少し理解出来たような気がしたので、ここでご紹介させていただきました。

|

« ドレス思想家 | トップページ | 写真の品格 »

業務連絡系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ドレス思想家 | トップページ | 写真の品格 »