ご挨拶

「裏方日記」はじめます

若いころは元気がよく、ご試着やリハーサルや結婚式当日などを熱心に撮影して、それを皆様に報告するのが楽しかったものだ。

そんな私も年を取り、体が動かなくなった。店内での撮影は若いスタッフたちがやってくれ、それがまた筋の良い写真を取ったりするので、パソコンに落とし込んだデジカメ写真を見ながら、嬉しさ半分、寂しさ半分の、なんともいえない気持ちになったりする。

現場での接客の機会も少なくなって、ただみんなの邪魔にならぬように、空いた部屋に体を移動するのが、毎日の主な仕事のようになってきた。家庭に居場所がないと嘆くお父さんの気持ちがよくわかる。

デザイナーはというと、とうの昔に居場所がなくなり、自宅のベランダでひたすらラフを描いている。

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店内に人がいなくなると、こっそり戻ってきてフィッティングの写真とスタッフのレポートを見ては、ぶつぶつひとりごとを言っている。

夜と定休日が我々の稼ぎ時だ。当日の花嫁の輝きは、私たちにはもはや、遠い存在になってしまった。アトリエを立ち上げた当初の、徹夜でドレスを縫いあげたり、お式当日出向いてヘアメイクまでする苦労も、今は昔の話である。

そんなわけで、もう「男性から見た結婚式」というタイトルがふさわしくなくなった。なにしろ私も結婚式に行かないわけだから、結婚式を見ないわけである。

だから、題名を変えてコラムをやりなおそうと思う。幸いというか、不幸にしてというか、HPの更新はなかなか進まない。依然として一年遅れの状況が続いている。

その分このコラムでは、当日のレポートがないぶん、現在進行中のドレス準備の様子などを、掲載していければと考えている。どこのブランドでもそうだが、当店のような小さい所でも、年々歳々ドレスのラインは変わってゆく。昨年のラインは今年のラインではない。少しはリアルタイムでのご案内が出来ると思っている・・・

・・というほどには実は老けているわけでも暇になっているわけでもないのだが、とりあえずそういう設定で、webmasterもぎりは新しいコラムを開始します。

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